24時間営業中!

現役コンビニオーナーが語る、コンビニの話やコンビニじゃない話

コンビニ経営って孤独なの?

どうもnira(にら)です。

 

今日のお題は"コンビニのオーナーというのはとにかく孤独"

これについて書かせていただきたいと思います。

 

目次

 

コンビニオーナーは孤独なのか?

f:id:open24:20181219174507j:plain

 

コンビニオーナーの皆さんなら多分わかっていただけると思いますが、コンビニ経営という仕事はとにかく孤独を感じることが多いのです。

 

 

おそらく多くの方は何を言っているのかピンとこないのではないかと思います。

僕もコンビニ経営を始める前にYahoo!知恵袋で"オーナーは孤独"という書き込みを見ましたが、ピンときませんでした。

アルバイトとかパートの主婦さんとかいるじゃんとか気さくに話せる常連さんとかもいるでしょ?とか思ってました。

 

しかし、この仕事を始めてみて納得しました。

この仕事、確かに孤独なんです。

そして、この仕事を孤独たらしめる原因が2つあります。

それは心理的な孤独時間的な障害です。

 

心理的な孤独

先ほど書いた、アルバイトとかパートの主婦さんとかいるじゃんとか気さくに話せる常連さんとかもいるでしょとかっていうくだり。 

えぇ、確かにそれはその通り。

アルバイトの学生やパートの主婦さん、常連様とお話することは多々あります。

そして話していて楽しいと感じることも確かにあります。

でも違うんです。

 

僕と彼らとは圧倒的に立場が違うんです。

 

いくら僕がフレンドリーに接しようともバイト・パートからすれば僕は雇用主。

話している彼らとの間には確実に壁が存在します。

お客様も同じです。

気さくに冗談を言ったりしても相手はお客様。僕からしたらやはり多少なりとも気を遣って話してしまいます。

 

さらには僕の

"お客さんが来なくなったらどうしよう。"

"廃棄がたくさんですぎた。経費がかさんで今月は利益が大幅に減りそうだ!"

"今月は売り上げが良くてめちゃくちゃ儲かった!嬉しい!!"

といったような、オーナーならではの感情を本質的に理解してくれる人もいません。

 

サラリーマンだった頃は

"〇〇(取引先)は納期がキツすぎる"

"営業は全然現場の事考えてないよな!"

"なんか知らんけどめっちゃ昇給良かった"

といったように共通の話題を語り合える同僚の存在がありました。

実際サラリーマン時代の方が楽しかったです。

 

そこで僕は仕事以外でフラットな関係で付き合える友達を作ろうと思いました。

仕事での想いは理解してもらえないかもしれないですけど、それはサラリーマンも同じですしね。

 

しかしここで2つ目の原因、時間的な障害に阻まれました。

 

時間的な障害

このブログを始めてから僕は何度か、時間には余裕があるとか楽をさせてもらってるという表現を使ってきました。

確かに僕は今、自由に使える時間が一般的なサラリーマンより多くあります。

しかしこの仕事、サラリーマンより圧倒的に予定が立てにくいのです。

 

目先の予定は立てられる。だけどいつアルバイトが休むかわからない

アルバイトが休んだら自分が代わりにシフトに入らなくてはいけない。

 

つまりこの仕事、予定を立てたり、友達と約束をしたりという事が気軽にできないのです。

数日後とか来週くらいの約束ならば「多分、大丈夫」という返事になります。

1ヶ月後、半年後、1年後の約束となると「ちょっとわからない」と返さざるをえません。

だってその頃にはバイトがいなくなって自由な時間なんてなくなっているかもしれないのですから。

 

コンビニオーナーの孤独感をなくす方法

とはいえ、一生この孤独感を抱えたまま生きていくのは少々辛いものがあります。

なんとかこの孤独感を解消できる方法はないのでしょうか?

 

同じ立場の人と繋がる 

先ほど「同じ立場の人がいない」と書きましたが実はいます

それは自分と同じくコンビニ経営をされているオーナーさんです。

 

孤独を感じているコンビニオーナーさんは是非、自分の周りのお店のオーナーさんと交流を持ちましょう。

周りのお店のオーナーさんを商売敵ではなく同じ方を向いて頑張る仲間だと考えることができるようになれば実に話の弾む仲間になってくれます。 

 

チェーンが違うと色々と問題がありそうなのでなるべく同じチェーンのオーナーさんが良いでしょう。同じチェーンであれば商品やキャンペーンなど話題も共通のものが多いですしね。

 

普段からマメに他店に足を運んでみましょう。

孤独感を消すだけではなく経営のヒントやノウハウなど思わぬ副産物も手に入るかもしれませんよ。

 

お金を稼ぐ事で自由を買う

時間的な障害を打破するためにはやはりお金が一番有効です。

”時間をお金で買う”という表現がありますが、お金で買える時間の量は実は平等ではありません。

 

サラリーマンは仕事をするために雇われている訳ですから自分に割り当てられた仕事をお金を払って減らしてしまっては本末転倒です。

それに対して経営者やフリーランスは自分のすべき仕事を究極”0”まで減らすことが可能になります。採算さえ合えばですが。

 

なのでコンビニオーナーであれば、発注からお店のメンテナンス、アルバイトの急な欠勤の対応まで、自分の仕事を全て代わってくれるという人をお金の力で確保できれば完全な自由が手に入ります。

 

ただし自分の完全な分身を作るのであればそれなりの金額を支払う必要があります。社員を雇うとすると月給30万くらいは必要でしょう。

その金額を払えるだけの稼ぎがなければ完全な自由は手に入らないとも言えます。

 

なので結局のところは一生懸命働いて事業を拡大して自分の利益を高めること。

これが大事なのかなと思います。