コンビニ独立にあたって僕が考えた事とかやった事
どうもnira(にら)です。
このブログは会社を辞めてコンビニフランチャイズに加盟して独立した僕が書いているわけですが、こういうブログを見にくる方っていうのは、僕みたいに脱サラとか独立とかに興味を持っている方も多いのではないかと思いました。
なので今回は見事(?)脱サラ、独立を果たした僕の当時の心境とかを書いてみたいと思います。
目次
突然コンビニの話が舞い込んだ
僕は元々中小企業のイチサラリーマンとして働いていたのですが、ある日突然知人からコンビニ経営をしてみないか?という話がありました。
ここらへんの経緯の詳しい話は事情により割愛させていただきます。スミマセン・・・。
知人「nira君、突然だがコンビニ経営をやってみないかね?場所は○○ってとこなんだが」
僕「えー、コンビニ経営すか?いやーちょっとどうですかねぇ・・・」
話をはぐらかしつつも全く興味がなかったわけでもなかったので、コンビニ建設予定地をなんとなく見に行ってみました。
するとそこは、素人目にはなかなかいい場所のように見えました。
僕(あれ?ここだったらもしかして結構お客さん沢山くるかも?)
僕は揺れた。
サラリーマンか独立か
当時、僕が勤めていた会社は中小企業で、給料は手取りで20万ちょっと。
ボーナスとか諸々含めて総支給で年収400万を少し超えるくらいでした。
はっきり言って生活には困ってなかったし勤めていた会社もウマが合う同僚が多く好きでした。
話があった当初はそこまで本気で考えてもいなかったので同僚に対して「もしかしたら俺、コンビニ経営始める可能性が7%くらいあるかもよ〜」とか言ってました。
ただ、心の底にひっかかっている"挑戦してみたい"という気持ち。
今このタイミングを逃すと、あの良い条件の場所(素人鑑定)でお店を始める機会はもうないぞ!という葛藤。
僕は平静を装いつつも内面は揺れに揺れまくってました。
とりあえず奥さんに相談してみる
僕「実はカクカクシカジカな話があってコンビニを始めてみたいんだけど・・・。」
奥「わかったわ!あたしはあなたについて行くわ。挑戦しましょう!」
なんて上手い風にはいきません。普通に断られました。
僕自身は年収400万ちょいですが、当時は奥さんもフルタイムで働いていて世帯年収は800万近くあったので、そりゃ現状の生活に不満がなければリスクを負ってまで挑戦なんてしないですよね。
さらに僕らには当時子供がまだいなかったので、子供ができた時にお店を経営しながら十分に育児ができるのかということを奥さんは特に気にしていました。
僕はとりあえず奥さんを説得するために色々な試算を提示してみました。
仮に売り上げが○○万円だったら○○万円くらいの利益が入るから5年後にはアッパーな感じ、10年後にはアラブみたいな感じになるよ!といった風に。
こういった説得をしつこく続けた結果ようやく奥さんも納得してくれて無事、最初の壁を突破することができました。
というか、奥さん説得の初期段階では僕自身もまだそこまで乗り気ではなく、奥さんが駄目って言ったらやめておくか、くらいに思っていたんですが、奥さん説得のための試算を繰り返すうちにだんだん僕の目の方が¥マークになっていって、「何これこんな儲かるの!?コレやるしかねぇだろ!」みたいな感じになっていきました。
腹は決まった!でも不安がすごい!
とりあえず、やる方向に話が向かい始め、周りにも決意表明を進めていきました。
でも、やると決めたら決めたで不安がすごいんです。
お客さんが来なかったらどうしよう。
24時間営業って休めるんだろうか。
税金とかよくわからんぞ・・・。
不安を解消するために色々ネットで調べたりもしました。
コンビニオーナーだけは辞めておけ
コンビニオーナーは現代の奴隷制度
人手不足で夜も眠れない
正直、ネットで調べた限りではポジティブな内容は1%くらい。
あとの99%は全てネガティブな内容でした。
しかしこの時点で僕はあることに気づきました。
それはネットでの情報に明らかな嘘が混じっている事。
本部から頂いた参考資料と照らし合わせて試算してみると明らかに見当違いなデマが多く流れているのです。
年間総売上が1000万はないとすぐ潰れる
→1000万÷365日=27,397円
1日3万円未満の売り上げでいいの?はい嘘。
僕が買い物に行くとオーナーさんが365日働いてますよ
→365日?ありえないほど優良顧客。
本部に追い込まれて借金まみれになるオーナーを見てきました
→キミは誰?
コンビニ経営が厳しいと思わせたい人がいる・・・?
何が嘘で何が本当かわからない。
僕は不安と希望の間で揺れ続けました。
決意を固めたひとつの考え方
1〜2ヶ月の間ずっと小刻みに揺れ続けていた僕はついに決意を固めました。
よし。コンビニやろう。
なぜ、突然決意が固まったのか。
それは僕の中にとある仮説が浮かんできたからです。
その仮説とはこうです。
例えば、全国に5万店のコンビニがあるとして、僕がやるあのお店は立地的に平均以下ということはないだろう。
同じ条件で戦っているお店が5万店存在できているのであれば、同じ条件の中である程度上位の位置にいればまず死ぬことはないだろう。
というなんとも消極的なものでした。
サラリーマンを辞めて独立するのだから多少のリスクを負うのは当たり前。
通常の起業であれば10年後の廃業率は90%を超えるのだから、コンビニフランチャイズなんてそこまでハイリスクじゃない!
しかも今回のケースは好立地だってことがわかってるからむしろローリスクだ!
という感じで調べに調べ尽くした結果、最終的にはほぼ勝ち戦であると確信を持ってコンビニ経営を始めることにしました。
まとめ
独立するにあたって当時の僕が考えた頭の中の事を書いてみました。
本当はもっと色んな事をいっぱい考えていたのですがそれを全部文字に起こすとものすごい文字数になってしまうので辞めておきます(笑)
僕の場合は事の始まりがコネだったのでノーコネクションで始める人とは少し事情は違いますが、ノーコネクションで始める場合でも本部からいきなり「この場所でやってね☆」みたいに言われることはないので自分で勝ち戦だと思える条件が見つかるまで待つのもいいかもしれません。
とりあえず、各コンビニとも説明会を無料で開催しているので気になる方は聞くだけ聞いてみたらいかがでしょうか?
別に無料ですし、他の事で起業を考えている方でも経験の一つとして聞いてみるのも良いかもしれません。
最後に簡単にまとめると
- 不安や疑問は放って置かず納得できるレベルまで調べ尽くせ!
- コンビニ加盟は通常の独立よりも数値的にはリスク低いよ!
- 母集団と比較して上位に位置できる自信があるならやってみるべき!
といった感じです。
特に最後の"相対的な自分の位置"という考え方は今も僕の行動の指針にしています。
みなさんも客観的に"自分の位置"を見てクレバーな判断をしていただければと思います。
以上です。
最後までお読み頂きありがとうございました。