コンビニオーナーが語る。日々進化するコンビニ弁当 〜年末恒例お弁当50円引きセール実施中〜
どうもnira(にら)です。
クリスマス商戦も終わりました。
当店は多少値下げはしたものの、なんとか店頭販売用のクリスマスケーキも売り切り、お正月に向けての準備を進めております。
お菓子ブーツとシャンメリーがすっごい余ってますけど(笑)
今日は12月28日、今日で仕事納めという方も多いのではないでしょうか?
弱小コンビニオーナーに仕事納めは存在しませんので僕は明日以降も当然仕事です。
目次
お弁当50円引きセール実施中!
さて、クリスマスが終わってから年末までの4〜5日間くらい。
大手コンビニ3社はお弁当50円引きセールを開催しております。
これは年末の忙しい時期にお弁当セールをぶつけることで、食事の準備もままならない方にお弁当を買っていただいて味を知ってもらうという意図があるそうです。
この50円引きについてどう思います?
僕は正直50円くらい変わった所で普段食べない弁当をわざわざ買ったりはしません。
しかしこのセールの期間中、実は弁当ムチャクチャ売れます。
それはもう普段の2倍近く売れます。
ちょっとビビって注文量少なめにしたりなんかするともう棚がスッカスカの売り切れ祭りになってしまいます。
そうするとお客様は当然
「えー、お弁当ないの〜?」となるわけです。
そんな状況にならないよう近年では技術開発が進み"ある弁当カテゴリ"が開発されました。
実は弁当は2種類ある
ちなみにこのコンビニ弁当。
僕もコンビニを始めるまでは全く知らなかったのですが、実は大きく2種類に分類できるって皆さんご存知ですか?
その分類とは"チルド弁当"と"弁当" です。
チルド弁当とは?
チルド弁当とは名前の通り冷蔵のお弁当です。
昔は存在しなかったのですが、近年、技術力の発展により開発されました。
カツ丼、親子丼、麻婆丼あたりがこのチルド弁当に分類されます。
このチルド弁当、冷蔵なだけにそのままでは冷たくて食べられないというデメリットがあり、必ずレンジ調理が必要になります。
それはまぁ、デメリットなんですが、このチルド弁当はそのデメリットをカバーしてお釣りがくる程のメリットがあります。
それは圧倒的に賞味期限が長いということ。
通常の弁当が24時間もたないのに対してチルド弁当は2〜3日もつのです。
なので、買ったお客様もすぐに食べずに翌日の昼食用など自宅の冷蔵庫で保存しておく事が可能です。
売る側からしても圧倒的に売りやすいです。
なんせ、2〜3日もの間店頭に並べておく事ができるのですから、その間に売れてくれればいいので、廃棄のコントロールが非常にやりやすいのです。
弁当とは?
チルド弁当のところで、ついでにチルドじゃない方の弁当の説明もしちゃった様なもんですからあんまりいう事がありません。
強いて言うならばこちらはいわゆる"昔からあった普通の弁当"になります。
賞味期限が短くて、レンジ調理をしなくてもそのまま食べられます。
家で作る弁当と同じ様なもんだと思っていただければ大丈夫です。
各社だいたいラインナップされているのは、のり弁、幕の内、唐揚げ弁当あたりですかね。
昔のチルド弁当は冷蔵する影響で味が通常の弁当より劣っていたのですが、最近では技術の進歩のおかげでチルド弁当と弁当について味の差はほぼないと言っていいと思います。
コンビニ商品開発部の努力
僕も実際の現場を見た訳ではないのですが、お客様のコンビニのお弁当への満足度を少しでもあげようと、各コンビニの商品部の皆さんは日々試行錯誤しておられます。
今これをお読みになっている皆さんの中にもテレビの"コンビニ商品紹介!"とか、"コンビニ商品ランキング!"みたいな番組でコンビニの商品開発部の方が商品について熱く語っているのをご覧になったことのある方もおられるのではないでしょうか?
お店で、新商品の情報をチェックしていると、商品開発部から新商品についての熱いアピール、解説が書いてあるのですが、その内容はお客様まで伝わることはありません。
そこは分業です。
商品開発部が尽力した新商品の良さをお客様まで伝えるのは僕たちの様な店舗オーナーや、お店で働く従業員のお仕事です。
短ければ数週間で店頭から姿を消してしまう商品もありますが、コンビニで売っている商品の1つ1つには商品開発部の方達の努力が詰まっている訳です。
進化するコンビニ弁当
昔は添加物が多く、栄養バランスの悪い茶色いおかずのオンパレードといったものが多かったコンビニ弁当ですが、今では一転して健康志向なものが数多くラインナップされています。
味に関しても、前項で記したような技術の進歩や商品開発部の努力により日々進化しており確実に美味しくなってきています。
サイズの事には触れないでください。
昔の体に悪くておいしくないコンビニ弁当のイメージが頭から離れないという方。
是非この50円引きセールの機会にそのイメージを払拭してみてはいかがでしょうか?
当店でも売りやすいチルド弁当を多めにご用意してお待ちしております(笑)
よろしければシャンメリーも是非・・・!
セブンイレブンが"無人レジ店舗"を開店。省人化でオーナーの年収が890万円も上がる!?
どうも、nira(にら)です。
先日、セブンイレブンが顔認証でお会計ができる無人レジ店舗の試験を始めたというニュースを見ました。
業界全体が人手不足に苦しむ中、各コンビニ本部はなんとか仕事を自動化して人員削減ができないかと試行錯誤を繰り返しております。
こういった省人化に向けた本部の取り組みには非常に好感がもてます。
目次
人手不足に苦しむコンビニ業界
何年か前からコンビニ業界は人手不足に苦しんでいます。
特に周りの知り合いのオーナーさんは皆、
「ここ1〜2年のアルバイトの応募の少なさはマジヤバい」
と、口を揃えて話しています。
僕はまだ加盟する前の話なので経験していないのですが、10年ほど前は求人ポスターを貼っておけば放っておいてもアルバイトの応募があったそうです。
今では考えられないですね。
コンビニのアルバイトに人が集まらない理由としては
- 人口減少(少子化)
- 店舗増えすぎ
- アルバイトを認めない高校が増えてきている
- 覚えることが多すぎる
- その割に時給が安い
などが考えられます。
レジ自動化のインパクト
現状、大半の店舗は常時2人体制のシフトで営業をしています。
仮にレジを自動化することによって常時1人体制での営業が可能になったとします。
(僕の予想だと完全無人は今の日本のコンビニでは業務内容的に不可能)
そうすると、仮にアルバイトの時給が平均1,000円だとすると、、、
2(人)×1,000(円)×24(時間)×31(日)=1,488,000(円)
1ヶ月にかかる人件費は148万8千円になります。
現状月に148万8千円かかっている人件費が半分の74万4千円で済むことになりますので、そうすると、、、、
744,000(円)×12(ヶ月)=8,928,000(円)
なんと人手不足が解消するばかりか、オーナーの年収がいきなり892万円もアップします。マジか。
・・・まぁ実際にはフルで人件費148万円使っているお店は少ないでしょうし、夜勤もワンオペって防犯上どうなの?って問題もあるので単純に892万ということはないとは思います(笑)
とはいえ、現状のコンビニフランチャイズ契約に変更なくワンオペ化が実現すると確実に年間数百万円の利益改善になります。
そうすると今度はオーナーが儲けすぎっていう話になってくると思うので何かしらの調整は必要だと思いますが。
無人レジに向けた課題
無人レジ導入で懸念されるのがサービスレベルの低下です。
特にこれは僕がコンビニ経営を始めて感じたことなのですが、お客様の中にはコンビニのことをなんでも願い事が叶う夢のお店だと思っている方が結構います。
道案内やタクシーの手配など、存在しないサービスを要求してくる方が結構いるのです。
そういった要求に今まで可能な限り応えていたことが、コンビニをここまで成長させた大きな要因だと思います。
ワンオペになるとどうしてもそういったお客様からの期待には応えることが難しくなってしまうため、客離れを起こしてしまう可能性もあるでしょう。
もう一つ懸念されるのはお年寄り置いてけぼりです。
レジを打っているとやはり、お年寄りは現金で支払う方が最も多いです。
無人レジの前提であるクレジットカードすら持っていない方も大勢いるので、そういった方をどうするのかという問題もあります。
まとめ
単純に計算をするとオーナーの年収が890万円あがるという結果が出ました。
しかしこれは単純な計算に基づくものなので実際には本部との利益調整を経て適正なバランスに落ち着くものと僕は予想します。
レジの自動化によって人員削減ができるというのは、コンビニフランチャイズの利益配分の観点だけでなく、現在の日本の労働に対する需給のバランスから考えても明らかにメリットが大きいです。
しかし一方ではサービスレベルの低下や自動化についていけない人たちをどうフォローしていくかといった課題も残っています。
まだまだ課題は多く、レジの自動化が当たり前の世の中になるまでにはまだ少し時間がかかりそうですが、年収890万円アップの可能性を信じて、僕はコンビニ本部の省人化政策を応援しています。
コンビニオーナーにクリスマスケーキのノルマは課されるか?
どうも、nira(にら)です。
今日は12月21日。
世間は年末で忙しい方が多いですね。
僕もお店にいるといつもとは人の流れが違うのを感じます。
年末のこの時期はおでん、クリスマスケーキ、チキン、お歳暮、おせちと、コンビニ業界も一番の繁忙期になります。
さて、今日はこの年末予約の中でも一際大きなボリュームを持つ、クリスマスケーキについてのお話をさせていただこうかと思います。
目次
コンビニのクリスマスケーキについて
皆さんはクリスマスケーキをどこで買われていますか?
今は色々なお店でクリスマスケーキを売ってますよね。
- スーパーやデパート
- 地元の洋菓子店
- チェーンのファミレスなど
- コンビニ
- インターネット販売
ざっと考えつくだけでもこれだけの販売チャネルが存在します。
そんな中でコンビニのクリスマスケーキを買う人は4つのパターンがあります。。
- ケーキの確保を忘れていた人
- 急にクリスマスケーキが必要になった人
- コンビニのケーキが好きな人
- ケーキにこだわりがない人
簡単に説明させていただきます。
1. ケーキの確保を忘れていた人
結構いるんですよね。
家族や友人とクリスマスパーティをする予定はあったんだけどケーキの確保を忘れてる人。
忘れてるというよりかは、ケーキの確保を舐めている人が多いって印象です。
コンビニの店売りケーキはこういう当日になって慌ててケーキの確保に走る人の最後の砦としての役割があります。
ちなみに2の"急にクリスマスケーキが必要になった人"はこのパターンとコンビニケーキの役割は同じなので割愛します。
3. コンビニのケーキが好きな人
そんな人いるの?って思いました?
いるんですよ。普通に。
なぜならコンビニのクリスマスケーキは美味しいから。
コンビニのクリスマスケーキ、食べたことありますか?
コンビニだと思って舐めてはいけません。
コンビニという大企業が資本の力で一流メーカーを動かして作る最高のケーキです。
僕も最初は商品情報を見て大袈裟に書いてあるなぁ、と鼻で笑っていましたが正直めちゃくちゃ美味しいです。
食べたことないって方はマジで一度試して見てください。ビビりますよ。
4. ケーキにこだわりがない人
ケーキはちゃんと確保するけど、別にどこでもいいやって人です。
家から近いのでコンビニになります。
しかし、コンビニのケーキはマジで美味しいのでこのタイプの人は実は密かに最高のケーキを食べている事になります(笑)
クリスマスケーキにノルマってあるの?
ところでコンビニはクリスマスケーキのノルマがきついって話、聞いたことありませんか?
コンビニオーナーは本部からケーキのノルマを課され・・・とかコンビニアルバイトがオーナーにクリスマスケーキの購入を強要されたとか。
ちょいちょいニュースとかコラムで目にしますよね。
しかしですね、実際のところ
コンビニオーナーにノルマは存在しません。
コンビニオーナーは経営者であって、コンビニ本部に雇われてるわけではないのですから、そもそもノルマを課される筋合いはありません。
ではなぜ上記のようなトラブルが発生してしまうのか?
それはコンビニ本部が資本主義社会における会社だからです。
資本主義である以上競争社会です。
会社は当然利益を出すために競争に勝つ為の手をあれこれ打ってきます。
そして社内には当然ですがノルマが存在します。
わかりやすく言うとこんな感じです。
コンビニ本部社長
「去年は90万個だったから今年はケーキを100万個売るぞ!部長ども!1人あたりのノルマは10万個だー!!」
↓
コンビニ本部部長
「10万個か・・・課長どもよ!!1人あたりのノルマは1万個な!」
↓
コンビニ本部課長
「1万て・・・うー係長!!(略」
↓
略
↓
コンビニ平社員
「オーナーさん!今年はクリスマスケーキ100個挑戦しましょう!」
※役職、数字はテキトーです。
平社員は実際にコンビニ店舗に来て経営相談などをしてくれる人です。
一般的にはSV(スーパーバイザー)などと呼ばれています。
社内ではそれなりの販売目標を掲げられるため、現場の社員たちは自分の成績のためにも一生懸命ケーキを売ろうとオーナーに対して販売に取り組むよう営業をしてくるのです。
まとめ
結論を少し変えますが、オーナーにノルマはない。だけど努力目標はある。という感じですかね。努力目標なのでペナルティとかはありません。
売れなかったら売れなかったでいいのです。ノルマを課せられている本部社員さんは困るでしょうが(笑)
ただし、オーナーは経営者である以上売る為の努力は最大限するべきだと僕は思っています。
ちなみに昔はノルマの詰められ方がすごかったらしいです。
オーナーに対してもかなりの圧力がかかっていたとか。
少なくとも僕のお店ではアルバイトへ自爆買いの強要は一切しておりません。
そんなことしなくてもアルバイトのみんな、「どうせ買うものだから」と僕の店でクリスマス用のケーキを買って行ってくれてます。(全員ではないですが。)
僕ですか?僕は買いません。
販売期限切れたケーキくわねぇといけねぇからな。※強制ではありません。好きでやってます。
コンビニ経営って孤独なの?
どうもnira(にら)です。
今日のお題は"コンビニのオーナーというのはとにかく孤独"
これについて書かせていただきたいと思います。
目次
コンビニオーナーは孤独なのか?
コンビニオーナーの皆さんなら多分わかっていただけると思いますが、コンビニ経営という仕事はとにかく孤独を感じることが多いのです。
おそらく多くの方は何を言っているのかピンとこないのではないかと思います。
僕もコンビニ経営を始める前にYahoo!知恵袋で"オーナーは孤独"という書き込みを見ましたが、ピンときませんでした。
アルバイトとかパートの主婦さんとかいるじゃんとか気さくに話せる常連さんとかもいるでしょ?とか思ってました。
しかし、この仕事を始めてみて納得しました。
この仕事、確かに孤独なんです。
そして、この仕事を孤独たらしめる原因が2つあります。
それは心理的な孤独と時間的な障害です。
心理的な孤独
先ほど書いた、アルバイトとかパートの主婦さんとかいるじゃんとか気さくに話せる常連さんとかもいるでしょとかっていうくだり。
えぇ、確かにそれはその通り。
アルバイトの学生やパートの主婦さん、常連様とお話することは多々あります。
そして話していて楽しいと感じることも確かにあります。
でも違うんです。
僕と彼らとは圧倒的に立場が違うんです。
いくら僕がフレンドリーに接しようともバイト・パートからすれば僕は雇用主。
話している彼らとの間には確実に壁が存在します。
お客様も同じです。
気さくに冗談を言ったりしても相手はお客様。僕からしたらやはり多少なりとも気を遣って話してしまいます。
さらには僕の
"お客さんが来なくなったらどうしよう。"
"廃棄がたくさんですぎた。経費がかさんで今月は利益が大幅に減りそうだ!"
"今月は売り上げが良くてめちゃくちゃ儲かった!嬉しい!!"
といったような、オーナーならではの感情を本質的に理解してくれる人もいません。
サラリーマンだった頃は
"〇〇(取引先)は納期がキツすぎる"
"営業は全然現場の事考えてないよな!"
"なんか知らんけどめっちゃ昇給良かった"
といったように共通の話題を語り合える同僚の存在がありました。
実際サラリーマン時代の方が楽しかったです。
そこで僕は仕事以外でフラットな関係で付き合える友達を作ろうと思いました。
仕事での想いは理解してもらえないかもしれないですけど、それはサラリーマンも同じですしね。
しかしここで2つ目の原因、時間的な障害に阻まれました。
時間的な障害
このブログを始めてから僕は何度か、時間には余裕があるとか楽をさせてもらってるという表現を使ってきました。
確かに僕は今、自由に使える時間が一般的なサラリーマンより多くあります。
しかしこの仕事、サラリーマンより圧倒的に予定が立てにくいのです。
目先の予定は立てられる。だけどいつアルバイトが休むかわからない。
アルバイトが休んだら自分が代わりにシフトに入らなくてはいけない。
つまりこの仕事、予定を立てたり、友達と約束をしたりという事が気軽にできないのです。
数日後とか来週くらいの約束ならば「多分、大丈夫」という返事になります。
1ヶ月後、半年後、1年後の約束となると「ちょっとわからない」と返さざるをえません。
だってその頃にはバイトがいなくなって自由な時間なんてなくなっているかもしれないのですから。
コンビニオーナーの孤独感をなくす方法
とはいえ、一生この孤独感を抱えたまま生きていくのは少々辛いものがあります。
なんとかこの孤独感を解消できる方法はないのでしょうか?
同じ立場の人と繋がる
先ほど「同じ立場の人がいない」と書きましたが実はいます。
それは自分と同じくコンビニ経営をされているオーナーさんです。
孤独を感じているコンビニオーナーさんは是非、自分の周りのお店のオーナーさんと交流を持ちましょう。
周りのお店のオーナーさんを商売敵ではなく同じ方を向いて頑張る仲間だと考えることができるようになれば実に話の弾む仲間になってくれます。
チェーンが違うと色々と問題がありそうなのでなるべく同じチェーンのオーナーさんが良いでしょう。同じチェーンであれば商品やキャンペーンなど話題も共通のものが多いですしね。
普段からマメに他店に足を運んでみましょう。
孤独感を消すだけではなく経営のヒントやノウハウなど思わぬ副産物も手に入るかもしれませんよ。
お金を稼ぐ事で自由を買う
時間的な障害を打破するためにはやはりお金が一番有効です。
”時間をお金で買う”という表現がありますが、お金で買える時間の量は実は平等ではありません。
サラリーマンは仕事をするために雇われている訳ですから自分に割り当てられた仕事をお金を払って減らしてしまっては本末転倒です。
それに対して経営者やフリーランスは自分のすべき仕事を究極”0”まで減らすことが可能になります。採算さえ合えばですが。
なのでコンビニオーナーであれば、発注からお店のメンテナンス、アルバイトの急な欠勤の対応まで、自分の仕事を全て代わってくれるという人をお金の力で確保できれば完全な自由が手に入ります。
ただし自分の完全な分身を作るのであればそれなりの金額を支払う必要があります。社員を雇うとすると月給30万くらいは必要でしょう。
その金額を払えるだけの稼ぎがなければ完全な自由は手に入らないとも言えます。
なので結局のところは一生懸命働いて事業を拡大して自分の利益を高めること。
これが大事なのかなと思います。
コンビニ経営って地獄なの?
初めまして。nira(にら)と申します。初のブログ投稿です。
30代で縁あってコンビニの経営を始めました。
それまでは工場づとめのサラリーマンである自分が経営をするなんて思ってもみませんでしたが、話はどんどんと進んでいき、お店がオープン。
何もわからない状態からスタートして3年が経過しました。
目次
コンビニ経営を始めてからの経緯
開店当初は売り上げも低く、アルバイトも少なかったため朝6時出勤〜夜10時まで仕事といった日々を送っていました。
しかし3年が経過し売り上げも徐々に伸び、アルバイトも徐々に定着していき、ようやく自分の時間が持てるようになり、少しずつお金も稼げるようになってきました。
よく、ニュースやネットなどでは"コンビニのオーナーは絶対やってはいけない"とか"現代の奴隷制度だ"といったことを目にします。
コンビニオーナーになってはいけない
このような書籍まで販売されている状況です。
僕のお店がオープンした直後の売り上げは30万円代中盤ほどでした。
ローソン、ファミリーマートの平均日販が50万円代前半くらい。
業界トップのセブンイレブンで平均日販60万円代ですから、この30万円という日販はかなり低い方であると言えます。
実際に経験してみたから言えますが、30万円代の日販というのは相当に厳しいです。
毎日8時間ほどシフトを埋めて人件費を削減してもまだ生活がおぼつかないくらいです。
これが40万円代になってくると少しづつシフトにアルバイトを使える比率が高くなります。
ウチの店は月によって変わりますが現在日販60万円前後です。
ここまでくればシフトに入らずともアルバイトだけでお店が回せるようになります。
(アルバイトが集まるかどうかはまた別のお話ですが 笑)
"コンビニ経営=地獄"とひとまとめにするのは違う
中央値がわからないので断言はできませんが、全国の平均値が50〜60万円ということは実際に平均日販30万〜40万円代のお店もそれなりにあるでしょう。
日販100万円の店は存在しますが、日販0円の店は存在しないため中央値は平均値よりも低くなるはずです。
このように経営が上手くいかず日販30〜40万円代で苦労しているオーナーさんも沢山いるのは事実だと思います。
また日販だけでなく、人手不足によってアルバイトが集まらず長時間労働になってしまっているオーナーさんもおられます。
ただしこれはコンビニに限った話ではありません。
経営をする以上、自分が予測できないトラブルや困難はついて当たり前なのです。
つまり何が言いたいのかというと
コンビニオーナーも通常の経営者と同じく色々なパターンがあるということです。
- 稼げずめちゃめちゃ苦しんでる人
- 人手不足でブラック企業も驚くくらい長時間労働してる人
- 適度に働きそれなりに稼げている人
- 不労に近いくらい自由な時間を手に入れている人
- サラリーマンでは考えられない程の収入を叩き出す人
ほんとうに様々です。
そんな中で僕は幸いにも今の所、売り上げも確保できていますし、人手も足りています。コンビニというシステムに全く不満がない訳ではないですが、今の生活に不満はありません。
というわけで、コンビニオーナーは稼げないとか、コンビニオーナーだから休めないというのは間違いで、コンビニオーナーの中にもちゃんと稼げてる人はいるし、大成功を収めている人もいるということは知っておいていただきたいと思います。
経営者であるならば利益の向上を追及せよ
コンビニオーナーが通常の経営者と本質的には何も変わらないという事はご説明しました。
という事はコンビニオーナーも経営者ですから利益の追求はしなくてはいけません。
僕も現状に満足しているという訳ではなく、やはり最終的には労働という縛りから完全に脱出し、より多くの利益を確保できるようになりたいと思っています。
このブログではコンビニオーナーという仕事について蔓延しているマイナスイメージを払拭するために、コンビニオーナーそんなに悪くないよって事を僕の実体験などを踏まえて記録していきます。
コンビニフランチャイズに加盟を考えている方や、起業、独立を考えている人の参考になれば幸いです。